桜が散り、若葉がまぶしい季節となりました。
4月は新年度・新入学・新生活と、何かと新しいことが始まる季節。
慣れないことに戸惑うこともあるかと思いますが、新たな出会いや楽しみもきっと見つかっていくことでしょう。
皆さま、それぞれの“新しい春”をどのようにお過ごしでしょうか?

「くろちゃんだより4月号」では、江戸時代のベストセラー料理本『豆腐百珍』をご紹介しました。
こちらの料理本は、当時の人々を魅了しただけでなく、現代の豆腐料理にも大きな影響を与え、日本の食文化の発展に大きく貢献した一冊です。
NHK大河ドラマでは、江戸の出版王・蔦屋重三郎を主人公にした物語が制作されました。
書物を通して、過去の知恵が現代にまで受け継がれていることに、深い感動を覚えます。

次は、このページに貼りましたお祭りの写真、岐阜県中津川市蛭川の「杵振り花馬祭り(きねふりはなうままつり)」をご紹介します。
4月13日(日)に開催された「杵振り花馬祭り」は、中津川市蛭川の安弘見(あびろみ)神社の例大祭に奉納される伝統的なお祭りで、400年以上の歴史を持ち、岐阜県重要無形民俗文化財に指定されています。


杵振りの衣装は赤・青・黄色の三色を使い、それぞれが太陽・雨・穀物を象徴し五穀豊穣を祈ります。
この色鮮やかな笠と衣装を身にまとった若者たちが、杵(きね)を振りながら踊り歩く「杵振り踊り」がこの祭りの大きな特徴です。
稚児、鬼、天狗、おかめ、ひょっとこ、杵振り、お囃子などの行列が、蛭子座から安弘見神社までの約2キロメートルを練り歩きます。
天狗に「ハクショーイ!」と言われながら“柄杓(ひしゃく)”を頭にのせてもらうと、「病気をしない」と言い伝えられています。


祭りのクライマックスでは、神馬や花馬が神社の石段を力強く駆け上がる様子が見どころです。
今年から地元の中学生も全学年で杵振りやお囃子、手踊りなどに参加し、地域全体でお祭りを盛り上げます。


「杵振り花馬祭り」は、伝統的な踊りや馬の力強さ、そして地域の人々の活気が感じられる、見ごたえたっぷりのお祭りです。
機会があれば、ぜひ訪れてみてください。

詳しくは中津川市のホームページをご覧ください。


【中津川市 公式WEBサイト】
https://www.city.nakatsugawa.lg.jp/soshikikarasagasu/hirukawa/kanko/1256.html


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