厳しい寒さが続いておりますが、このところ日が長くなり春の気配を感じることが多くなりました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

2月は久しぶりに雪の日が続きました。
寒い時期ですが、節分やバレンタインデー、日本酒の蔵元で新酒をお披露目する「酒蔵開き」など楽しみなイベントもたくさんあります。

今月号のくろちゃんだよりでは、この時期の暮らしのヒントとなるように、日本の暦二十四節気「雨水(うすい)」を取り上げました。
※二十四節気とは、1年(春分から次の春分まで)を24等分し、およそ15日ごとの節気に分けたものです。
雨水の時期は冬の終わりと春の始まりを告げる時期とされ、冬を越した木の芽も膨らみはじめ、農家では春の種まきや田植えの準備を始める時期です。
人々もまた、新入学や新生活の準備を始め、自然とともに新たなスタートに向けた準備を進めます。
私たちも先人の知恵を活かして季節感のある暮らしを楽しみましょう。

春の訪れが待ち遠しいですね。
あと少し、この寒さを乗り越えましょう!


写真は恵那市山岡町の冬の風物詩「寒天の天日干し」です。

◆冬の風物詩 恵那市山岡町、日本一の寒天づくり
恵那市山岡町では、特産の寒天づくりが最盛期を迎えています。
冬の間、田んぼ一面に、雪ではなく白い寒天のじゅうたんが広がります。
山岡町の冬は日中10℃前後ですが、明け方になると氷点下15℃ぐらいまで冷え込みます。
この寒暖差が大きく、雪の少ない特別な気候が寒天作りに適しているのです。
寒天の生産が始まったのは昭和初期。稲刈りが終わったあとの冬場の農閑期の副業として始まったものでした。
その後、細寒天の生産量は日本一へと成長し、全国シェア8割を誇るようになりました。
山岡細寒天は、天草と水だけで作られる100%天然素材。
数ある寒天の中でも特に品質が高く、高級和菓子の原料として取引されています。

◆明知鉄道 山岡駅かんてんかん
山岡駅に隣接する「かんてんかん」では、細寒天を使用したメニューが楽しめる「寒天カフェレストラン」の他、「売店」や「寒天資料館」も併設されています。
寒天を味わい、学び、そしてお土産も購入できる、寒天づくしの施設です。

【山岡駅かんてんかん】
住所:岐阜県恵那市山岡町田沢3058-4
営業時間:8:30~15:00
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日の火曜日)
お問合せ:0573-56-3140
山岡駅かんてんかん公式HP:https://www.kantenkan.net

【明知鉄道】
明知鉄道は昭和60年11月16日に国鉄明知線(昭和9年6月24日開業)を引き継いで第三セクター方式の経営形態として発足し、開業した地方鉄道です。
岐阜県恵那市大井町(中央線恵那駅)を起点に、日本大正村で有名になった恵那市明智町に至る東美濃地方の高原地帯を縫って南下する全長25.1kmの路線です。
明智鉄道HP:https://www.aketetsu.co.jp

※山岡町は、里山風景と豊かな自然環境に恵まれ「陶土と農業と寒天」の町です。

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